2022.03.25ニュース
プレスリリース【ウクライナ人道危機】避難民の子どもへ 無料の日本語教育を提供
NPO法人青少年自立援助センター(本部:東京都福生市)が運営する、海外にルーツを持つ子ども・若者のための教育支援事業『YSCグローバル・スクール』(拠点:東京都福生市、足立区、オンライン)では、ロシアの軍事行動により日本へ避難してきた子どもを対象に、YSCグローバル・スクールで実施している日本語教育および学習支援等を無償で提供いたします。
第1弾として、4月13日から始まるYSCグローバル・スクールの2022年度正規カリキュラムにおいて、日本での生活に必要な初級レベルの日本語教育機会および学校での教科学習に向けた準備(学習支援)、教材を5名に無償提供します。また、必要に応じてオンライン学習のためのタブレットPCとwifiも無償で貸与いたします。
▼プレスリリースPDF版
▼やさしい日本語版
▼ウクライナ語_українська мова
<ウクライナ人道危機における避難民教育支援の概要>
【対象】
ロシアの軍事行動により日本へ避難してきた子ども(第1弾は学齢期および日本での高校進学の可能性がある15歳以上の若者のみ)
*子どもの国籍は問いません。ウクライナ国籍者以外も利用可能です。。
【期間】
第1弾は2022年4月13日~順次受け入れ
*状況により、第2弾以降の継続的な受け入れを実施します。
【会場】
対面受講:YSCグローバル・スクール福生教室またはあだち・竹ノ塚教室
オンライン受講:zoom
【支援内容】すべて対面でもオンラインでも受講可能です。
・10代向け 初級日本語教育
*概ね11歳以上が対象。
(月曜日~金曜日午前9時10分~午後3時/1回5コマ×全48回≒約200時間)
・小学生向け初級日本語教育
*概ね10歳以下が対象
(火曜日・木曜日の放課後/1回1コマ×全16回)
・教科学習支援(平日昼間または放課後、週1回~5回。学校生活へ適応できるまで利用可能)
・高校進学準備(月曜日~金曜日午前9時10分~午後3時/高校への進学が決定するまで利用可能)
・多文化コーディネート
学校や地域支援団体等との連携、日本での教育相談、教育に関する手続き等の支援など
*必要な教材を無償で提供します。
*別途、海外ルーツの障害児・者のための特別支援プログラムも提供可能です。
【申し込み方法】
利用希望者(当事者およびその保護者)の方からのお問い合わせ:電話またはメールで受付けます。
*現在利用希望者向け専用ページを準備中。
【YSCグローバル・スクールとは】
NPO法人青少年自立援助センター(1999年6月設立)が運営するYSCグローバル・スクールは、2010年度より両親またはそのどちらか一方が外国出身者である子ども・若者を対象とした教育支援事業です。
日本語がまったくわからない子どもや、日本で生まれ育ち、日本語の会話はネイティブだが学校の勉強で使う日本語が難しいと感じる子どもなどに、年間約200日間の日本語教育や学習支援、高校進学指導を行なっています。
また、2013年より海外ルーツの若者を対象とした就労支援事業を実施。2016年にはzoomを活用したオンラインによる子どもの日本語教育支援プロジェクトを立ち上げ、全国各地に暮らす子どもたちへ支援を届けてきました。主に外国人保護者から月謝を受け取り運営を行っていますが、約3割の困窮・ひとり親世帯の子どもたちへは一般寄付を原資とした内部奨学金を提供しています。
2021年度はコロナ禍により減収・失業等で困っている外国人保護者や若者を対象とした緊急就労支援事業を実施。子どもたちだけでなく、外国人生活者の支援にも取り組んでいます。
これまでに1,000名を超える子ども・若者、200名超の生活者を支援してきました。子どもたちのルーツはフィリピン、中国、ネパールをはじめ、ウクライナ、ロシア、アフガニスタン、ミャンマーなど40以上の国と地域に及んでいます。
<参考リンク>
YSCグローバル・スクール https://www.kodomo-nihongo.com/index.html
NPO法人青少年自立援助センター http://www.npo-ysc.jp/
【本件に関するお問い合わせ】
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