2018.06.30ニュース
※以下申込は終了いたしました!
今、日本国内の公立学校には43,000人を超える日本語がわからない子どもたちが在籍しています。その数はこの10年で約1.7倍に増えています。自治体や学校、ボランティアによる支援も広がってはいますが、その質も量も地域格差が大きく、支援のない状況で孤立する子どもたちも少なくありません。
また、出身国で義務教育相当を修了してから来日したり日本の公立中学校を形式卒業せざるを得なかった海外にルーツを持つ若者たちが、公立高校進学や再受験を希望する場合に日本語や教科を十分に学べる場がほとんどないなど、「支援の空白域」にある子ども・若者もまだ多数存在していると見られます。
NPO法人青少年自立援助センターが運営するYSCグローバル・スクールは、2010年より東京都西部において、30か国以上にルーツを持つ子どもや若者600名に、専門家によるフルタイムの日本語教育や教科学習支援、高校進学支援機会を提供してきましたた。
また2016年度からは、全国各地に暮らし、日本語教育や学習支援機会へアクセスのない海外ルーツの子どもを対象として、オンラインでリアルタイムに受講することができる教育支援サービス「NICO|にほんご×こどもプロジェクト」を運営しています。
・ 日本に暮らしているのに、日本語がわからず学校の勉強についていけないお子さん
・日本語指導を必要とする生徒へ日本語教育ができる人材がみつからない学校や自治体
・海外にルーツを持つ子どもたちの支援を拡充したいボランティア団体や、国際交流協会、学習塾の方
などが、インターネットに設けられたオンラインルームに接続するだけで、海外にルーツを持つ子どもやティーンエイジャーへの教育支援専門家の授業にアクセスすることができます。
今回、このNICOプロジェクトのシステムを活用し、YSCグローバル・スクールの実際の授業をオンラインで体験・ご見学いただける「公開授業」を開催いたします。
ぜひこの機会に、たくさんの方にご参加いただけましたら幸いです。
NPO法人青少年自立援助センター
定住外国人子弟支援事業部
【日時】2018年7月19日(木)正午12時~午後1時
*途中入退場が可能です。
【費用】無料
【定員】20名
【内容】
1.YSCグローバル・スクール/NICOプロジェクト活動説明
2.海外にルーツを持つ高校進学希望者のための進学準備クラス数学授業見学
3.質疑・応答
【会場】NICO WEB (オンライン会議ルーム)
*本イベントはオンライン会議システム、”Zoom"(ズーム)を使用して行われます。事前登録不要で、送られてきたURLをクリックするだけで参加が可能です。
(詳しいご案内、当日使用URLは、お申込みをいただいた方にメールにてお知らせいたします)
*インターネット接続可能なPC、タブレットPC、スマートフォンから接続できます。
*音声をクリアに聞きたい方は、ヘッドフォンの使用をお勧めしますが、内臓スピーカーのみでも参加可能です。
*お顔出しは不要ですが、PC内臓カメラやウェブカメラがあれば、日本語を学びながら高校入試準備に励む子ども・若者たちと会話をしながら交流することができます。
*ご見学いただく授業はYSCグローバル・スクールで行われている通常カリキュラムです。(見学のために特別に準備された授業ではありません)
海外ルーツの子ども達の課題については、ジャーナリスト・堀潤さん主宰のGARDENサイトで取材記事をご覧いただけます。https://gardenjournalism.com/project/534/
また、基本的な現状と課題については当スクール代表の田中宝紀がYahoo!ニュースに関連記事を多数掲載しております。https://news.yahoo.co.jp/byline/tanakaiki/
オンラインで日本語教育機会を届ける「NICO|にほんご×こども」プロジェクトについてはプロジェクトホームページをご参照ください。
https://www.nihongo-kodomo.net/
活動説明&授業公開へのお申込みは以下の【こくちーず】の専用ページURLをクリックしていただき、リンク先よりお願いいたします。
https://www.kokuchpro.com/event/yscgs20180719/
尚、定員(20名)になり次第、お申込み終了となりますので予め、ご了承ください。